■東京10R・箱根特別■

 28日にガルフストリームパーク競馬場で行われた世界最高賞金レース、第1回ペガサスワールドC招待は、最終的に1番人気に支持された4歳アロゲートが圧勝。ラストランに臨んだカリフォルニアクロームはマークした勝ち馬に突き放された時点でギブアップ。最後は種牡馬としての助走のような楽走でゴールに入った。またしても破壊的な強さを見せつけたアロゲートはG1・3連勝。BCジュベナイルフィリーズなどG1・6勝の3代母メドウスターの血が隔世遺伝的に開花した形で、北米王者としては近年珍しい正統派の良血だ。
 東京10R・箱根特別はビップレボルシオン。4代母のメジロボサツは昭和40年に当時の朝日杯3歳Sを制した2歳女王で、昨年のJPNサラブレッドランキング首位タイとなったモーリスの牝祖でもある。本馬にも隔世遺伝の可能性は十分。まだ上を目指せる馬だ。

◎ビップレボルシオン  ○サウンドメモリー  ▲シャクンタラー  ☆ステイブラビッシモ  △リノリオ  △コスモシャーベ

「スポニチ平成29年2月4日付け掲載」

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