■小倉9R・フェニックス賞■

 16日に大井で行われた地方全国交流の3歳重賞、黒潮盃は兵庫ダービー馬オオエライジンが無傷の8連勝。もともと対戦比較から全国レベルの性能は認められていた馬だが、長距離輸送、初ナイター、57キロの斤量を克服し、直線で気を抜く若さを見せながらのレースレコードVは予想の一枚上を行く強さだった。カワカミプリンセス、ローレルゲレイロと、当たれば大きい種牡馬キングヘイローがダート部門で初めて送り出したG1候補生。日曜のレパードSを走らせたかった馬だが、お楽しみは異世代との初対決にとっておこう。
 小倉9R・フェニックス賞も狙いはキングヘイロー産駒のトップキックス。英オークス2着の3代母サドンラヴにノーザンダンサー+ヘイルトゥリーズンのダブルクロス(4×4)が配された血統構成はかなり奥が深い。モノが違う可能性もある佐賀のガルホームが本線。

◎トップキックス  ○ガルホーム  ▲カシノラピス  ☆シゲルシバグリ

「スポニチ平成23年8月20日付け掲載」

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