■小倉11R・北九州記念■

 98年秋の天皇賞馬オフサイドトラップの今シーズン限りでの種牡馬引退が決まったという。現2歳が2世代目の「セカンドクロップサイヤー」で、種牡馬としては若手の部類。皮肉なもので先週は福島と函館で3歳馬2頭が勝ち上がったのだが、時すでに遅しだった。優勝劣敗のシステムは生産部門でもシビアに機能している。火曜付け「血統トピック」で紹介している今年の新種牡馬も、来年の今ごろは果たして何頭が生き残っているのだろう。
 北九州記念はダービーレグノ本命。オフサイドトラップの重賞初制覇が7歳時だったように、トニービン産駒には加齢とともに味が出てくるタイプが少なくない。母は京都1400mでレコードを叩き出した快足馬だから、もちろん距離短縮は大歓迎。ローカル重賞なら一気に決める脚がある。

◎ダービーレグノ  ○ゼンノショウグン  ×ミレニムバイオ  ▲メジロマイヤー

「スポニチ平成15年7月20日付け掲載」

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